ホメオパシーは「類似の法則」に基づいた自然療法です。230年前にドイツの医師サミュエル・ハーネマン

によって体系づけられました。

 

命全体をまるごとを捉え、その症状にもっとも類似したエネルギーのレメディを使うことで自然治癒力をひきだし根底から癒していこうとするものです。 

 

 


クラシカルホメオパシー

ホメオパシーには主に「クラシカル」と「プラクティカル」という2つの 流派(処方スタイル)があります。

 

当時、ハーネマンの提唱した“1回に1種類”という原則に忠実なのがクラシカル(古典派)、現代の複雑化した病に応じて複合的に処方するのがプラクティカル(実践派)です。

 

クラシカルはすべての症状を貫いている深い根本のエネルギーに対して基本1つのレメディで対応します。


プルービング

1つのレメディが生まれるまでには通常数年かかります。

健康な人がその成分を摂った時に起こる変化(症状)を

記録することを繰り返し、その情報が“マテリアメディカ”と呼ばれる薬学辞典に掲載されます。

 

それは「その症状を起こすものが、その症状を癒す」と

いう類似療法の基本となる貴重な情報です。

 

ホメオパシーのマテリアメディカには230年にわたり多くの物質のプルービング情報が遺されており、現代でも世界中のホメオパスに読み継がれています。


特徴

ホメオパシーではそれらの症状の元になっているその人のエネルギーの「全体性を」捉え「類似した」レメディを「個別に」「最小限」処方されます。

 

個別性:一人一人違うエネルギー

全体性:部位だけでなく全体を診る

類似性:症状に似たレメディ

最小投与:もっとも自然治癒力を引き出す

 

この4つがクラシカルホメオパシーの真髄です。


例えば「眠れない」とき

例えば「眠れない」ということに悩んでいるとします。

もし、病院で受診すれば現代医学では睡眠導入剤が処方されるでしょう。しかし、そのリスクとして副作用や依存性がついてまわります。

一方、ホメオパシーでは、例えば家庭用キットにも入っているパッションフラワー(トケイソウ)から作られたPassi.(パッシフローラ)、これは子どもの不眠症や不安によって眠れなくなった時に。またはコーヒー豆から作られたCoff.(コフィア)、これはカフェインの摂りすぎや興奮して眠れなくなった時に示唆されます。

 

これらのレメディが類似の法則(本来、眠れなくなるコーヒー豆を希釈震盪することで似た症状を消すなど)によって自己治癒力が刺激され症状を解消していくのです。

 

レメディ1粒は数円ととても安価です。病院へ行く時間やエネルギーもかかりません。何より、副作用や依存性のリスクがないため、安心して誰でも使うことができうえ、長い目で見た時に最初の「眠れない」という状態を拗らせないですむので、慢性的な症状の土壌をつくらずにすむのです。


病気は2種類

現在、病名は1万を超えるといわれますが、ホメオパシーでは急性病と慢性病しかありません。

 

急性病 ▶︎突然、始まり急激で短期間で終わるもの

    ▶︎セルフケアが可能

 

慢性病 ▶︎いつの間にか続いている長期間にわたるもの

    ▶︎ホメオパスに相談するレベル

 

この2つの病気には相関関係があり、急性病の抑圧が

慢性病の原因を作っていることがわかっています。

抑圧とは大きなストレス、薬の過剰摂取、また自分の

本心を押さえ込んで生きていることなどに由来します。

 

例えば、風邪をひいたとします。

もし、風邪を上手に通過させ全うさせると、からだが自然に浄化され、風邪をひく前よりもスッキリと健康になります。

 

しかし、解熱剤、咳止めなどで抑圧していると病のエネルギーがどんどん内在化していき、いつしか慢性病(大病)の土壌を作っていくことになります。

 

ワクチンの考え方は、発症もしていない病を予防するために薬剤を皮下注射で入れてしまうという最大の抑圧材料となり、異物(非自己)を入れることで深いところでのアイデンティティの混乱を引き起こしかねません。


対象

赤ちゃん、妊婦さん、授乳中の方、高齢者、

またペットなど、人、動物、植物(農業)にも

使われています。

 

 


迫害と復興

ホメオパシーは1796年(18世紀後期)にドイツで誕生した健康法(国によっては医療)です。19世紀にはヨーロッパ各地、アメリカ、インドなどにも伝わり、各国の医大にもホメオパシー学科が存在していました。

 

インドでは当時マハトマ・ガンジーが支持し、今でもアーユルベーダと並び、国の2大医療として認識されています。

 

しかし、同じ頃、産業革命がイギリスで始まります。その流れは石油メジャーが実権を握り、国家権力と石油権力とが結びつく社会構造につながります。やがて、その構造は医療の世界にも及びます。ハーブなど自然の力を使って身心を治していた方法は全時代的なものとして追いやられ、変わって石油由来の化学薬や手術を中心とする、身体を機械のように捉える医療が中心になっていきます。

 

そこではホメオパシーは最たる不都合なものとして迫害を受けます。さらに戦争が起きると薬品の強制力が最優先という価値観も浸透していきます。

 

一方、ホメオパシーの世界でも様々な流派が生まれます。

時代に合わせて行こうとする派、時間をかけても本来のやり方を守ろうとする派など、考え方や処方スタイルにも変化が生じ分断が起こりはじめます。こうした外的内的な理由によってホメオパシーから離れていく人が増えていきました。

 

しかし、コレラ、マラリア、チフス、最近ではコロナ騒動などの流行病が発生するたび、致死率が著しく低いホメオパシーが脚光を浴び、再び使われるようになります。

 

ホメオパシーの歴史はこのように迫害と復興の繰り返しでした。その流れを踏まえて、私たちは理想の医療を目指したハーネマンの原点を忘れずにいたいと思います。

 

常に学び続けながらホメオパシーのバトンを次の世代に渡していけたらと考えています。